次世代のモバイル通信
- LTE 対 WiMAX――激化する通信覇権争い
- LTEのことが割りと詳しく記事になっていたのでメモ。あと思うことなど。
- WiMAX(正確にはMobileWiMAX)もうすぐ国内のUQコミュニケーションズがサービス始める。データ通信に特化したサービスということもあって、やっぱり他の携帯電話キャリアとは異色な感じがする。WiFi系の技術なので、無線LANサービス的に見ることもできるけど、自分の中ではどちらかというとイーモバイルの対抗のような感覚。
- いずれにせよ、回線交換は縮小していってALLIPになっていくだろうという予想があるけれども、私はちょっと違うと思う。今回はその話。
- 既にケータイは電話じゃない。メールやウェブを使ったデータ通信、カメラ、Fericaにワンセグ、動画音楽を利用できる十徳ナイフのような電子機器だ。全然使われていないものもあれば写メールのようにすっかり浸透したのも含めて。いろんな会社のいろんな思惑が入ってよく分からないカオスな状態かもしれない。だからこそビジネスチャンスを見出してなんかやろうと思ってるんだろうけど。
- 話を戻して、要するに全部が全部IPに統合されるんじゃなくて、電話とか通話というサービスはことモバイルに関しては通話技術はVoIPよりも特化されている分メリットはあるわけで、生き残るんじゃないかな。少なくとも今のモバイルインフラでVoIPやっても品質が駄目な気がする。もちろんモバイルで何とかVoIPできんのかと研究がたくさんあるのは知ってるけれども。まだコンバージェンスな環境は難しいんじゃないかなと個人的な所感。各事業者の思惑もあるだろうしね。有線(ADSL/FTTH)でskypeが通常の電話品質になっているのは分かる。仕事でも遠隔ミーティングに使っているが、ほぼ十分だと思う。無論、電話なんかほとんど使わないよ、という人もいるわけで。逆にだからこそ既存インフラを捨ててまでやることじゃないね。現時点では。技術革新も個人的には期待しているけど。
- 次世代の通信(LTE含む)になったら上り下りの速度がこんなに高速になって、そしたらなんでもIPで電話も統合だーみたいな流れがなんかヤダ。展示会でも発表会でもスループット計るのにストリーミングやらFTPやら、共通のものさしで計るのはいいんだけど、それを即サービスに結びつけようとするのは何か違うと思う。
- 有線の時を思い起こしてみるとダイヤルアップからADSLが爆発的に移行したのって速度も十分魅力だったけど、手軽に常時接続できるってことじゃないかなーと思う。それまでテレホーダイタイムしか気軽にダイヤルアップできなかったわけで。無線の場合そりゃ基地局と端末の間で何の障害もなけりゃ有線並みの速度も出せるだろうけど、いろんな妨害、障害があるからハードルが高い。「いつでもどこでも」を高いレベルで実現できることが今後の通信インフラに求められることでは。高速通信も欲しいけれども、もしかしたら今のインフラでも単にエリアカバー率を限りなく100%近くにして(地下も電車も全て国内でつながらないところはないという位)、安く固定料金にできれば、それだけで違うかもしれないね。
- あと適当にブックマーク。
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- え?LTEっていつから4Gになったの??
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